『財布は踊る』 原田ひ香
昨日読み終わった1冊。お金にまつわるお話。1話目の主人公は夫のリボ払いによる借金で、せっかく手に入れたヴィトンのお財布を手放してしまう。お財布がどんどん人の手に渡っていき、手にした主人公のお話が続く。株の信用取引や奨学金、など借金に苦しむ人たちが次々と登場して初めはどんより重い気持ちになった。
中盤あたりから流れが変わり、お金を作るには、借金を返済するにはどうするのか、主人公達が動き始める。
お金ってやっぱりないと大変。お金に対する考え方って人それぞれだけど、できるだけ同じような考え方の人と生活したい。1話目の夫婦の話、あまりにもお金にルーズな夫は困る。かといってあまりにケチケチでも嫌だけど。
うーん、お金のことを考えるいいきっかけになる1冊。
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