『教室が、ひとりになるまで』 浅倉秋成
六人の嘘つきな大学生、が面白かったので同じ作家さんの本を読みたくなって手にした1冊。読み終わってスッキリはしないしどちらかというとどんよりとした気持ち。初めは謎解きのような感じで誰が犯人なのか、どんな特殊能力なのか推理小説のような感じだった。
後半、いろいろなことがわかってなぜ?ってなった時、主人公の気持ちもわかるような、でも極端すぎるような気もして少しモヤモヤってした。中学、高校の時ってなんとなく目立つグループがいてカーストのようなものはあった気がする。それをどう感じる立場なのか、がこの小説のテーマみたいなものなのかも。さらっと読んでしまってもいいけど、ちょっと考えてしまった1冊だった。
コメント